ケンドリック社ではアンプの製作は”アート”(芸術)として捉えており、全てのモデルがハンドメイドで作られています。

1990年アメリカ・テキサス州オースティン郊外で本格的な生産を開始したMr.ジェラルド・ウェーバーによるハンドメイドアンプ。元々は彼自身、もしくは彼の息子のためだけに製作していましたが、彼のアンプが非常に優れているとの評判が人づてに広まり多くのオーダーが舞い込みました.その依頼に応えるべく本格的に生産体制を整え活動を開始しました.全てのパーツを吟味し、最大限の配慮をもって組み上げ、ギターリスト(アーティスト)にとって最高のアンプ(アート)を作り上げています。

118
2112
2410
4212

Twin45 Limited
Reverb Box

1940年代ラジオの修理屋からはじまったレオフェンダーの楽器、アンプ製作は少人数のスタッフが集まってスタートしました。その中には現代において最も評価の高いツイードAmpが含まれています。そのAmpの心臓部の回路にはポイントトゥポイント、いわゆる手配線で作られ、おのおのそのパーツの必要に応じた長さにカットされた配線材でトランス、ポットなどにキレイにハンダされており、見た目にも美しいつくりになっていました。シャーシ部、キャビネット部にも細かい配慮がなされ、乱暴なハンドリングに耐えるよう十分な厚みが採られており、とくにキャビネット部はフィンガージョイントによるタイトなつくりになっていました。

しかし使用しているしていないに関わらず古いアンプはオールドギターとは違い、古いテレビや冷蔵庫などと同じ家電製品です。つまりある一定の時期がくるとパーツがそれぞれ消耗し始め動作も不確実になり壊れ始めます。時間による劣化、パーツ自体の寿命などは電気製品の持っている宿命ともいえるでしょう。まわりをみて30年前のテレビや冷蔵庫を使っている人がいないのと同様にオールドアンプを当時の状態のまま使用することはナンセンスなことです。もしオールドAmpを使いたいといことならば有名ミュージシャンのように高価なオールドAmpを3台、4台と所有するしかないでしょう。

ケンドリックAmpはオールドフェンダーAmpとまったく同じ作り方、考え方で製作されており、数々のオールドフェンダーツイードアンプの特徴をすべて兼ね備えています。ポイントトゥポイント配線(プリント基盤はコストパフォーマンスには優れているものの一枚の回路盤からなるプリンと基盤は各電子パーツの集合体のようになっているため、回路上作動していない部分に対して微量ながら静電容量をもたらし、トライトーン時に高周波数帯がロスしてしまい音がやせ細ってしまいます。オールドフェンダーAmp同様ポイントトゥポイントのレイアウトならば各電子パーツが独立しているのでその静電容量の電気的成分が流れ出してしまうことがなく本来の太くふくよかなサウンドをキープできるわけです。

次に重要なのがトランスです。ケンドリックAmpのオリジナルトランスは手製の紙巻トランスをすべてのモデルで採用し、その作り方はオールドツイードフェンダー期とまったく同じものです。台紙となるペーパーに直接手で7回巻きつけるという50、60年代すべてのトランスが作られた工法で製作されています。またキャビネットもオールドフェンダーと同じフィンガージョイントを採用しており、ハードな取扱い、ライヴでの移動そして何よりアンプを鳴らしこむことによりキャビネットもオールドAmp同様に自然な箱なりを得ることができました。

使い込むほど鳴ってくる、まさにオールドアンプのようなサウンドに変化してきます。また、とくに今回のツイードシリーズでは80年前のソフトパインウッドの一種でツイードフェンダーでも使用している”ポンデローサ”を使用しています。このことは非常に重要でエリッククラプトンが愛用することになる55-56”ホリーグレール”ツインアンプをフェンダーC/Sで作らせたときに回路、パーツをまったく同じに作ったにもかかわらずサウンドがまったく違っていたため、古い教会から持ってきたパイン材で作ったキャビネットに入れたたら同じサウンドになった、という逸話があるほど重要なポイントなのです。これにより素晴らしい豊かなトーンと太い低音、そしてトラディショナルなツイードトーンを実現しました。これらのように同じ工法、音色などレオフェンダーが残したアンプ製作における重要なファクターに着目し、それを必然として実現させたことは並々ならぬ努力と忍耐が必要だったことは容易に想像できます。パーツを一つ一つ作ることであったり、コストの問題等々。これらの問題をクリアできたのはケンドリック社のオーナー・アンプビルダーのジェラルド・ウェーバー氏のアンプに対する情熱があったからこそです。ケンドリックのすべてのツイードヴィンテージシリーズにはラインアウトが付属しており、高品質パーツのノイズの少なさも自慢の一つです。また、2410と4212にはエクストラゲインステージというケンドリックオリジナルの回路が組み込まれており、通常のセンド・リターンのエフェクトループ機能に加え、専用ボリュームコントロールによりチューブをよりドライヴさせることができ、サウンドに変化をつけず(痩せたりせず)スムーズなトーンをクリエイトします。単一のゲインコントロール、アクティヴマスターボリューム、プリセットボリュームと3つの異なる使用方法が可能です。そしてエクストラゲインステージは付属のFSWでコントロールできます。このようなヴィンテージAmpにない現代的な機能を盛り込んでいるということはケンドリックがたんなる懐古趣味ではなく現在進行形のアンプという証明でしょう。


Model #118
Tweed Champ type

5w. 8"x1


1959年製フェンダー・チャンプ・モデルで、4Ω/8inchスピーカーに5wの出力を送り込みます。エリック・クラプトンが”いとしのレイラ”で録音したあの音を再現しました。シンプルな1Vol仕様ならではのピュアなオーヴァードライヴ・サウンドは必ずあなたを魅了することでしょう。


Model #2112
Tweed Deluxe type

25w. 12"x1


1958年製フェンダー・ツィード・デラックスアンプ・モデルのケンドリック2112は全てのトーンを持ち、古いヴィンテージ・アンプのようにノイズやサービス上の問題は全くありません。一対のカソードバイスの6V6のパワーチューブを持ち、6本のヴァイオリンがユニゾンでプレーしたようなハニードリッピング・トーンを生み出します。リッチかつウッディ、このアンプは小音量が要求されるレコーディング、リハーサル、ギグにおいてパーフェクトです。

2112は各1&2chにハイゲイン、ローゲインインプット・ジャックを備えた仕様です。全てのインプットは全て違う音がします。2つのヴォリューム・コントロール(各ch1)とシングル・トーンコントロール仕様で3つのコントロールはインタラクティヴです。例えばch1にプラグをさし、ch2のヴォリュームをひねると両方のトーンとch1のヴォリュームに影響を及ぼし逆もまた同じです。これを利用することによりトーンとゲインのたくさんのヴァリエイションがたった3つのコントロール・ノブによって可能なのです。


Model #2410
Tweed Bassman type

40w. 10"x4


1959年製フェンダー・ベースマン(5F6A)4×10に使われている回路を使用しています。4212の全ての特徴を持ち、10inchスピーカー4発の40w仕様になっています。言うまでもなくマディ・ウォーターズ、キース・リチャーズ、その他名を挙げたら書ききれないほど使用されているあの音を2410が髣髴させることでしょう。


Model #4212
Tweed Twin type

80w. 12"x2


レオ・フェンダーが1959年製ツィード・ツイン・アンプ(5F8A)で使用したウエスタン・エレクトリック社製の回路と同じものを利用し、80wの出力をもっています。そしてフットsw仕様のエフェクトループとエクストラゲインステージを追加しました。

4212の12inchジェンセン・アルニコスピーカーによるディープでクリアな倍音のレスポンスによって、クラシック4×12のマーシャルキャビネットと同じような包容力の大きいウッディな鳴りと同じものがあります。そしてオープンバックとクローズドバックの違いにより包み込むようなサウンドとなっています。エリック・クラプトン、キース・リチャーズの愛器として今日有名となったこのサウンドは、フェンダー・ベースマン等と共に我々に欠かすことのできないサウンドのひとつであり、それをケンドリック4212であなた自身で体験し蘇らしてください


Tweed Twin 45 Limited

45w. 12"x2

6L6GC x2, 12AX7 x4, 5U4 x2


'57〜'58の整流部を2本のチューブで構成された出力45wのツィードツインを限定復刻。このモデルはよりオリジナルにこだわりエフェクトループ(エクストラゲインステージ)は装備されていません。ソリッドパインのキャビネットにrePro-Jensen P12Nをマウント、そのサウンドはひとつの楽器として豊穣なトーンを奏でます


Reverb Box

6K6, 12AX7, 12AT7


こだわり始めてしまうと気になってしまう線の細さ、奥行きの無さ。太くナチュラルなリバーブサウンドはヴィンテージトーンを愛するギターリストにパーフェクトにアピールします。サーキットボードを使用した薄いサウンドに我慢していませんか?


TUBE AMP TALK for The GUITARIST and TECH

A Desktop Reference of Hip Vintage Guitar Amps

written by Gerald Weber


フェンダーアンプを中心にヴァイブロヴァーブの回路まで網羅、ヴィンテージアンプのバイブル!


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